2010年6月27日 塩山宗満
使徒言行録 4章32-36節
生まれたばかりのエルサレム教会は次のような特徴がありました。
@ペンテコステの日に聖霊によって教会の基礎が据えられました。聖霊は、教会員をお互いに結びつけ、心も思いも一つとなってみんなで福音の宣教に当たるように導いていきました。
Aイエス・キリストの十字架と復活を大胆に宣べ伝えていました。預言者が約束していたメシアとして、神の独り子イエス様が送られてきたのにユダヤ人はそのメシアを十字架にかけて殺してしまったのだ、でも神はそのイエスを復活させ、命の基としてくださった。だからあなたたちは罪を悔い改めて、イエス・キリストを救い主と信じなさい、そうすれば神からの救いにあずかることができるのだ、とこのことだけを繰り返し語っています。
B病気の癒しやしるし、不思議な業が行われていました。今、私たちは、病気はお医者さんにお願いすることがほとんどでしょう。でも、病気や障害はそのまま残ったとしても、躍り上がって喜ぶという、イエス様との出会いは私たちも経験することです。
C財産を共有していました。私たちに与えられているもはすべて神が下さったもので、そのある部分は神にお返しするのだ、ということはずっと教会が受け継いできたものでした。そこで私たちは心から神に対する献げ物をします。
生まれたばかりの教会の様子を聖書から読んでいくなかで、私たちもますます、聖霊に力を戴いて、大胆に御言葉を語りつづけ、病の人、苦しんでいる人の隣に立って共にいることを喜び、貧しい人たちと共にさまざまなことを分かち合っていきたいと願います。そのような群れになることをみんなで目指していきましょう。
(引用聖句 使徒1:7)