2010年10月10日 塩山宗満
詩編 96編1-13節
「新しい歌を主に向かって歌え。全地よ、主に向かって歌え。(1節)」
今月の讃美歌の一つは46番で、新生讃美歌を開いてみるとこの歌が、今日の詩編を元に作られていることがわかります。神の示される真理そのものは変わらない、ずっと昔からあるものです。でもそれを受け止める私たちの状況はどんどん変化します。その中で神に出会い、感謝し喜びの声をあげるのは新しくされた神の民、私たちでですから、私たちがよろこんで歌う賛美の歌が新しい歌といえるでしょう。
時々皆さんが神と出会って皆さんの生活がどのように導かれてきたかを証ししてくださいます。神の言葉に出会って、変えられ新しくされた私たちは証しが口から出てくるのですが、それが賛美になります。これは、うれしいときだけではありません。苦しみの中にあるときも、悲しみの中にあるときも神に出会って、慰めを戴くと私たちは賛美が口から出てきます。どうぞ皆さん、讃美歌を歌いつつ、悲しみや苦しみを乗り越えてください。もちろん、喜びのときも声を上げて主を賛美しましょう。
私たちは日々主イエスに出会って、その喜びを新しい歌として歌い、その喜びを回りの人たちに告げ知らせるのです。私たちは主なる神を礼拝するために日曜日に集まり、神をほめたたえ続けます。時がよくても悪くても、私たちが苦しみや悲しみの中にあっても、私たちは神をほめたたえ続けます。主こそ王であって、世界は固く据えられているのですから。