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 Mobara Baptist Church

「神との契約」

2011年2月13日 塩山宗満

 創世記 17章1-21節

 神はまずご自分を、不可能に見えることでも可能にすることができる全能の神である、と言っています。その全能の神の示すところに従って歩み、全ったき者、完全な者となりなさいといわれます。そして、アブラハムと契約をする、と神は言われます。主なる神はアブラハムを一人の人格として認めて、対等の立場で対話をしておられます。その契約の中身は、あなたの子孫をますます増やし、その子孫から王が生まれる、私はあなたとあなたの子孫の神となる、と言われます。
 そして、神はここで、その契約に対する応答の印として割礼を行いなさい、といわれます。このアブラハムとの約束の下にユダヤ人の男子は産まれてから8日目に割礼の儀式を行うことになりました。割礼はイスラエルの人たちにとっては、神がご自分の民を愛し、導いてくださる、そのことを身をもって証拠立てる、と言う意味を持っていましたので、ユダヤ人はそのことに誇りを持っていました。
 割礼という目に見える形での神に従う証しは、イエス様が十字架にかかって死んで、そして甦られてからはその意味が大きく変わりました。イエス様を救い主と信じ、その信仰を告白しする人に対してはイエス様のご命令に従い、割礼ではなくバプテスマが行われるようになりました。初代の教会は、神が人を正しい者、義とされるのは割礼があるからではなく、心から神を信じ、神に従うその姿勢であって、そのために信仰告白があり、バプテスマがあるのだと語ってきました。私たちも信仰告白をし、バプテスマを受けて、主イエスと新しい契約の中で生きていきましょう。


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牧師 塩山宗満