2011年4月3日 塩山宗満
マルコによる福音書 1章16-20節
皆さんはどんな動機で教会にくるようになったのですか。いろいろな動機から私たちのうちに「教会に行ってみよう」という思いが起きてきたのですが、それは神の側から私たちのうちにそのような思いを起こさせて下さったのだと、聖書は語ります。そこにはどんな人間であろうと、イエス様が先に私たちに呼びかけてくださったと言う事実があるのです。イエス様の弟子として歩んでいく中で足りないことはたくさんありますが、それは弟子として歩んでいく中でイエス様が教え、成長させ、鍛えてくださいます。私たちはイエス様の前に出るときには「そのままでいい」のです。
イエス様は「派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるため」に弟子たちを選ばれました。この弟子たちはイエス様に呼び出されて従っていったときには、直接のみ言葉の宣教だけでなく、宣教に必要なありとあらゆることを行っていました。いま、私たち、イエス様に呼び出されたものたちも同じように直接的に宣教に当たる者もいれば教会学校の教師として働く者もいるし、この会堂を掃除してみんなが快く礼拝に参加できるようにする人もいるし、ただ、礼拝に出席して神の言葉を聞くだけの働きが任されている人もいます。
その際に、一人一人が持っている特徴と能力も神がよくごらんになって用いて下さいます。「私に従ってきなさい」というイエス様からの呼びかけに答えて、イエス様に従ってこの人生を歩いていきましょう。そして、イエス様が期待しておられる働きをみんなで分かちあっていこうではありませんか。