2011年5月22日 塩山宗満
ルカによる福音書 12章49-59節
訴訟社会のアメリカならいざ知らず、日本の社会で普通に暮らしているものにとっては裁判所に行くと言う機会はあまりありません。イエス様もここで、いわゆる和解とか示談を勧めておられるように見えます。自分で判断できることなら自分でしなさい、と言うことです。ほとんどの問題は話し合いで解決できるしそれが一番いいのです。けれども、時には専門家のアドバイスがあると、問題がすっきり見えて、解決が早い、と言うこともあるでしょう。それはそれで必要なことなのです。
イエス様がここで言っておられるのは私たちの身の回りで起こる、通常のもめごとのことではなく、神の前の審判のことなのです。あなた達が突っ張って、神に従わないと言いはるなら、神の前の裁きの時にひどいことのなるのだよ、と言っておられるのです。
ご自分から愛を示し、先へ先へと導いて下さっている神に私たちは勝てるはずがないのです。先週からバプテスマ準備クラスを始めました。このクラスでお話をしていて気がついたことは、聖霊の導きなしには起きないことが次々と起きているということです。一人の人が、家族と共に教会に行こうと思うことから始まって、実際にやってきて、こうして教会の交わりに加わり、そして、イエス・キリストを救い主と信じて受け入れる、と言うことは不思議という以外に言いようがありません。そういうことがこの教会で何度も起きているのです。神が聖霊を通して私たちに見せて下さるこのような不思議な出来事をご一緒に味わって、その神のための働きにご一緒に加わっていこうではありませんか。