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 Mobara Baptist Church

「なぜ神殿の破損を修理しないのか」

2011年5月29日 田名網宏次

 列王記下 12章5-17節

 ユダの王ヨアシュは、神殿を司る祭司たちに対して神殿に破損が生じた時は神殿にもたらされる全ての献金を管理し、その中から修理をしなければならないと命じました。しかし、ヨアシュ王の在位23年になっても祭司たちは、いっこうに修理をしませんでした。そこで王は、祭司たちを献金の担当からはずしました。また祭司たちは、神殿の破損を修理する責任を負わないことに同意します。祭司ヨアダは、献金の箱をつくり神殿にもたらされる全ての献金をそこに集めさせました。王の書記官と大祭司は、その献金がたまると神殿の工事担当者に渡し、神殿の破損を修理するために用いました。16節に「工事担当者に与えるように献金を渡された人々は忠実に仕事をする者であったので、会計監査を受けることはなかった。」と興味深い記述が書かれています。
 現在の私たちに当てはめてみるとどういうことでしょうか?バプテスト教会の大きな特徴の一つは「万人祭司」です。私たち全員が祭司なのです。では、誰が献げているのでしょうか?もちろんそれも私たちです。私たちにとって、主の神殿とはどこにあるのでしょうか?私自身の神殿はどこにあるのでしょうか?その神殿に破損はないでしょうか?誰がどのように破損を修理したらよいのでしょうか?


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満