2011年7月17日 塩山宗満
使徒言行録 13章13-23節
パウロがここで語った内容を整理してみると次のようなものです。
・歴史における神の選び
・民を苦しみの中から救い出し、カナンの地へ導かれた
・王を立て、その子孫から救い主を送ることを約束された
・約束の子、主イエスが神から送られたが、民は受け入れずに、そのイエスを十字架の死へと追いやった
・死を迎えた主イエスを、神は甦らせ、救い主とされた
・主イエスを信じるものは、義とされ、神の救いに預かること
・信じないものは、裁きがあること
今日、私達はパウロがピシディアのアンティオキアで語った宣教の言葉を聴きました。そしてそれが今私達の教会でも語られている宣教の内容と同じであることがわかりました。この茂原バプテスト教会でも12年にわたって福音が語られ続けています。12人の新小岩教会から派遣されてきた人たちにより川口正雄先生をリーダーとしてこの茂原の地での礼拝と伝道が始まりました。川口先生が天に召されてからちょうど11年になりますが、私は折ある毎に川口先生のDNAをこの教会の様々な働きの中で見ることができます。でも、その川口先生が語られたこと、されたことも今日読んだパウロの説教と同じもの、同じキリストの福音という根から生えてきたものなのです。そしてそれはこれからもずっとずっとこの地で、この教会で語り続けられていきます。その福音が伝わって、8月に二人の人がバプテスマを受けます。福音を必要としている人たちがこの町にはもっともっといるはずです。パウロが語っていた福音を、川口正夫先生や渡辺邦博先生たちが語っておられたように、私達もこの地で語り続けましょう。