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 Mobara Baptist Church

「マケドニア人の幻」

2011年8月14日 塩山宗満

 使徒言行録 16章6-10節

 パウロの一行が、トロアスの町に着いたところ、パウロが夜、幻を見ました。一人のマケドニア人が立って、「マケドニア州に渡ってきて、わたしたちを助けて下さい。」とパウロに願ったというのです。この幻のことをパウロから聞いた一行はすぐにマケドニアへ向けて出発しました。神はこれまでパウロとその一行が自分たちで計画していたいろいろな地方での伝道を、あえて妨げていました。それは神のご計画が新たな伝道地を選んでそこへ向かわせるというところにあったからなのです。ここから、キリスト教がヨーロッパへ伝わっていったという、大事な一歩が始まったのです。
 私たちが置かれているこの国でのこの時代は、戦争こそ身の回りにはありませんが、東日本大震災とそれに続く原子力発電所の問題、経済の構造が変化していったために仕事がどんどん無くなっていく社会、そんな問題の多い社会になってきています。その大変な社会で生きていくためにはどうしても信仰を持って歩んでいくことが必要なのです。私たちは今置かれている場で、幻を掲げながら、一歩一歩キリストにある信仰をもって歩みを進めていくことが求められています。教会の幻だけでなく、お一人お一人に神から幻が与えられて、その実現に向かって祈って歩んでいくのです。どうぞ皆さんもご自分の幻を祈って、求めてください。今日はその神に導かれた一歩をこうして二人の信仰告白とバプテスマ式で確かめることができました。私たちの信じる神が、愛の神であり、私たちをずっと見守っていて下さることを確認することができました。このことを主に感謝しながら、更に続く人たちがあたえられるよう祈って参りましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満