2011年11月13日 塩山宗満
ルカによる福音書 18章15-17節
「しかし、イエスは乳飲み子たちを呼び寄せて言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。(16節)」イエス様は子どもたちを押しとどめようとした弟子たちをたしなめ、神の国はこのような者たち、すなわち乳飲み子や子どもたちのものだ、と言われるのです。幼子は無邪気で、純真で、誰かに頼ってしか生きていくことができない、そういう人が神の国に入ることができるのだから、私たちも幼子のように無邪気に、純真にならなければなりません、と言ってしまいがちです。でも、子どもたちは時にわがままを言うし、いじめっ子になる時だってあります。イエス様が言っておられるのはそういうことではなく、幼子や乳飲み子、赤ちゃんは何も持っていないまま、イエス様の所に来るから神の国にふさわしいと言っておられるのです。
私たちの教会には、2世、3世、中にはもっと伝統のあるクリスチャンファミリーから信仰を受け継いでいる人もいます。これはとてもうれしいことで、どうすれば信仰の継承ができていくか私たちは真剣に考え、祈り行動していかなければなりません。「はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」何も持っていない子どもたちのように、私たちもこのみ言葉を覚えながら、御心が行われますようにと祈りながら、毎日の歩みを進めて参りましょう。