2012年1月1日 塩山宗満
ヤコブの手紙 5章13-20節
皆さん、明けましておめでとうございます。今年はついているな、何せ、1年を礼拝からはじめることができる!と言ってくださるとうれしいですね。
この手紙の著者、ヤコブは祈りによる癒しと、罪の赦しについて語った後、続く16節で「だから、主にいやしていただくために、罪を告白し合い、互いのために祈りなさい。」と言って、長老と個人の関係であったことを、教会全体に広げています。そして、ここには病気の人たちだけでなく、健康な人も含めたすべての教会員のことが記されているのです。ここで「正しい人の祈りは、大きな力があり、効果をもたらします。」と言っている、正しい人とは、罪を犯さない人ではなく、自分の罪を神に告白し、神に従う気持ちを新たにしていく信仰者という意味でしょう。
私たちは今年度の標語に、「互いのために祈り合おう」を選びました。今読んだ聖書の「だから、主にいやしていただくために、罪を告白し合い、互いのために祈りなさい。」と言う言葉を行っていこうと決めたのです。この9ヶ月そのように進めてきたでしょうか。このクリスマスの時期にはしばらく出席しておられなかった方たちとご一緒に礼拝をすることが出来て本当にうれしく思いました。「互いに祈り合おう」とは,ここにいない人たちのことも覚えて祈ることです。例えば高齢で、また仕事や様々な事情で、礼拝になかなか出席できない方たちがおられます。
新しい年も、私たちの周りの仲間のことを一人一人覚えて、祈っていきましょう。「互いのために祈り合おう」を行っていきましょう。神が私たちの祈りを聞いて下さるのですから。