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 Mobara Baptist Church

「ベテル、神の家」

2012年3月11日 塩山宗満

 創世記 35章1-15節

 ヤコブは今、誓いを立てたベテルに戻ってきました。ここで、ヤコブは改めて、イスラエルという名前が与えられ、アブラハムに語られ、イサクに示された全能の神からの祝福の言葉がもう一度ヤコブに語られます。このときに与えられた言葉の中に、「産めよ、増えよ」という言葉が含まれています。アブラハムにはイサクと、イシュマエル、イサクには、エサウとヤコブという子どもたちが与えられたのですがここヤコブの時になって12人の男の子たちが与えられ、その人たちがそれぞれイスラエルの12部族の長となっていくことがこのあとの聖書に記されています。産めよ、増えよという言葉が現実になっていくのはヤコブの代になってからなのです。そしてその中から王が産まれるとの預言もあり、これが後にダビデ王朝の系統になっていくのです。
 先ほど祈りの言葉を読みましたが、ちょうど一年前の今日、あの地震と引き続く津波が東日本を襲い、それに伴う福島原発の事故で日本は何重もの痛みを負って、この一年を過ごしてきました。
 わたしたちはここ数ヶ月ヤコブの生涯を通して神が歴史の中に、また一人一人の歩みの中に語りかけ、行方を示し、わたしたちの側の良い悪いにかかわらず支え導いてくださることを創世記の中から読んできました。これまでに体験したことの無いような事態に対しても、神が何をわたしたちに語りかけようとしておられるのかを見極めて、神の家で礼拝をし続けながら来年度の歩みを計画して参りましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満