2012年4月1日 塩山宗満
フィリピの信徒への手紙 4章1-7節
「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。(4:6-7)」
これは今年度わたしたちが選んだ主題聖句です。わたしたちはどうしてこの聖句を今年の標語に選んだのでしょうか。それは、おそらく皆さんがこの何年かいろいろ思い悩むこと、苦しむことが多かったからでしょう。でも、パウロはあえて「思い煩うのはやめなさい」と言います。
私たちはこのパウロが語ったように思い煩わないで生きていくことが出来るのでしょうか。わたしたちが神に祈りと願いを献げると、神は「あなたのすぐ近くに共に居続ける」と言ってくださるのです。私たちは祈りながら最善の方法を自分で見つける努力をし、切り開いていくことがもとめられるでしょう。けれども、そのどのような場面にも主は「私はあなたと共にいて、あなたがたの心と考えを守る」と言って下さるのです。皆さんのご家庭に、職場に、学校によみがえりのイエス様が来て下さり、一緒にいてくださることをみんなで祈り続けましょう。また、今年度の標語は「互いに祈り合おう」、から「互いに愛し合いなさい」へと進化していきました。そのように生きていきましょう。この聖句と標語を覚えながら、この一年間の歩みを進めて参りましょう。