2015年1月11日 塩山宗満
出エジプト記 16章1-8節 (旧約 120ページ)
「主は夕暮れに、あなたたちに肉を与えて食べさせ、朝にパンを与えて満腹にさせられる。主は、あなたたちが主に向かって述べた不平を、聞かれたからだ。(16:8)」 神が民に言われたことの一つに、週の六日目には集めるマナは二倍になっている、ということでした。主なる神が天地を創造された時に7日目は休まれた、そのことを憶えて、その日は休みなさい、と言っておられるのです。神を信じる者はこの日を礼拝の日として大事にしています。
もう一つ、この聖書が示していることは、一度に一日分だけの食べ物を集めなさい、ということです。神に信頼して、神を信じて歩む人にはたくさんの蓄えは必要がないのです。わたしたちは主の祈りで「われらの日用の糧を今日も与えたまえ」と祈っています。大きな倉も必要がなく、明日何を食べるかと思い煩う必要もありません。今のわたしたちの社会ではある人のところに富が集まり、ある人のところには全くない、ということが大きな問題になっています。世界的に見て、食糧の配分ももっと工夫されなければならないことでしょう。
わたしたちにもイエス様の福音というマナが天から与えられています。イスラエルの民が毎日マナを天から戴きながら荒れ野を歩き回ったように、わたしたちも福音というマナを戴いて、この与えられた人生を歩いていくのです。私たちは毎日聖書に触れ、祈り、毎週礼拝に出かけてきて、神の言葉に聞き入り、主なる神に感謝しながら生きていくのです。2015年もご一緒に神からの祝福を戴き、そして神に示された働きをしながら歩んでいこうではありませんか。