2018年1月28日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 1章14-18節
わたしたちには徹底的に主イエスの福音を知ることによって、父、子、聖霊としての神が示されます。日本バプテスト連盟の信仰宣言は次のように述べます。「イエス・キリストにおいてご自身を啓示された神こそ、父・子・聖霊として働かれる、唯一の、全知全能の神である。神は愛と自由において天地を創造し、これを支配したもう。」わたしたちは主イエスが「神」、「父」と呼ばれる方をわたしたちの神、わたしたちの父と呼びます。この神は、ご自身の愛と自由において天地を創造されました。そしてこの父なる神を表し、わたしたち人間に出会われるキリストが子なる神、なのです。キリストの子としての生涯は「神の子として、みむねに従って、人となり、すべての人間の罪の救いのために十字架につけられ、三日目に死より復活し、それによって罪と死を克服し全世界の主となられた。」という言葉で示されています。
信仰宣言は更に続けます。「聖霊はイエス・キリストのすべてのわざを私たちの内に直接証しし、信仰の実を結ばせ、私たちを神の栄光へと導きたもう。」神のイエス・キリストを通して起こった救いの業をわたしたちに知らせる働きを「聖霊なる神」がしてくださるのです。この地上でわたしたちの内に働き、わたしたちが日々の生活の中で信仰の内に生き、実を結ぶことができるのはこの聖霊として働かれる神の助けによっています。
わたしたちが信じる神は、愛の自由において働く父、救いの歴史において働く子、信仰の現実において働く聖霊として存在しておられるのです。その神を信じて、み言葉に従って備えられた人生を歩んでまいりましょう。