2021年9月5日 塩山宗満
エゼキエル書 2章1-10節 (旧約 1297ページ)
エゼキエルは預言者としての使命を主なる神から示され、その召命を受けて預言活動を始めました。宗教改革を起こしたマルティン・ルターは人々に与えられている職業は神からの召命として受け止めるべきであり、与えられた才能を他の人々の幸福のために用いることが求められている、と述べています。
わたしたちにはどの様な使命が与えられているでしょうか。またこの教会にはどの様な使命が与えられているでしょうか。私たちの教会は「誰もが集まれる教会、地域に仕える教会」となるという使命が与えられ、そのことを祈ってきました。そこで、大きな看板を教会の近くの四つ角に建て、教会の入り口には多国語看板を立てました。礼拝では、手話通訳を立て、難病で礼拝に出席できない方のために2014年からは礼拝をインターネットで配信してきました。
集会には外国からの方たちも集われます。そこで、2019年から教会学校の英語クラスを開始し、さらに月一回の英語での礼拝をスタートさせ、毎週の説教の英訳版も提供しています。
わたしたちは誰もが集まれる教会を目指して祈ってきました。そして、ふと立ち止まって今教会にお出でになっている人たちを見てみると、この祈りが聴かれ始めていることに気がつきます。皆さんが教会に関わる働きを大切に思い、互いに覚え合って祈っておられます。元牧師・伝道師だった人たちがおられます。子どもたちも来ています。バプテスマを受けたいと願っている人たちもおられます。コロナ危機の中で不自由な集会のあり方をさせられていますが、この機会にみんなでわたしたちの教会のあり方、進む方向を考えていこうではありませんか。