2025年2月16日 塩山宗満
マタイによる福音書 13章44-50節
「また、天の国は次のようにたとえられる。網が湖に投げ降ろされ、いろいろな魚を集める。網がいっぱいになると、人々は岸に引き上げ、座って、良いものは器に入れ、悪いものは投げ捨てる。(13:47-48)」
イエス様が話をしておられたところはガリラヤ湖の近くですから、魚を捕ることはいつも行なわれていました。ここで用いられているのは、網を投げてそこにいる魚をできるだけたくさん集める方法です。このことを教会の働きと関連して考えてみましょう。教会は福音を宣べ伝えるためにいろいろな人たちを迎え、その人たちに福音が伝わるようにと祈り、活動しています。わたしたちの教会も茂原という町の小さな教会ですが、網を投げていろいろな魚を集める漁師のように、工夫をしながら福音を伝えていきたいと願っています。
この教会をはじめて訪ねてこられ、その後も今も引き続き礼拝に出席しておられる方々がおられます。訪ねてこられた方たちが安心して引き続き出席されるよう整えていくと同時に、もっと多くの人たちにこの教会のことを知って訪ねてもらえるかを考えて、みんなで工夫をしていきたいと願います。
天の国とはどういう所かはイエス様の表現があまりにも多様で、一言では言えません。そこで、毎週礼拝に出て、神の言葉を聞き続けることによって天の国のことがわかってくるのではないでしょうか。皆さん、礼拝を大事にして、イエス様が言われる宝をいただきましょう。この、茂原バプテスト教会を通してでも、豊かな神の国へ向かっていくことができるのですから、それを喜んでご一緒にイエス様を信じて、教会の働きを進めていこうではありませんか。