2012年7月1日 塩山宗満
使徒言行録 18章1-17節 (新約 249ページ)
主は、このコリントの町には「わたしの民が大勢いるからだ。」と言われます。わたしの民、とは「もう主に従っている民が大勢いる」と読むことができます。わたしたちもこの茂原の町に、大網白里地区に、また山武地区に主を信じる民が大勢いるので、その人たちを探し出して共に礼拝をすることを目指すのです。わたしたちの教会に転入会をしてこられた方たちはそのようにしてこの教会を見つけ、集まりに加わってこられたのです。
「この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」と言う言葉には、もう一つ、「まだ主を信じてはいないけれども、神がご自分の民だ」と定めておられる人たちがたくさんいる、と読むこともできます。その人たちは未だ福音など聞いたこともない人たちでしょう。けれども主が既に選んでおられる人たちなのですから、その人たちが福音に気がついて、そして信じて神の言葉に従って歩むものとなるように、しつこいくらいにこの教会のことを知らせ、み言葉を語り続け、真に主を信じる者となるように勧めていかなければなりません。
主は、この茂原の町でもご自分の民を大勢選び出しておられます。わたしたちはその、主の民にが主を信じて、バプテスマを受け、神の国の民となるまで共に歩んでいかなければなりません。そのためには、まずわたしたちが主の言葉によって生かされていくこと、そしてその中でみ言葉を語り続ける働きをいろいろな形で担っていくことが求められます。わたしたちの教会も自分たちの身の丈にあった宣教の姿を探していきたいと願います。それを見つけて励んでいきましょう。