2012年12月9日 塩山宗満
マタイによる福音書 28章16-20節 (新約 60ページ)
教会の働きは、礼拝を守ること、バプテスマ、主の晩餐式にあずかること、そして、お互いの交わりによって、神がわたしたちを支えていてくださることを確かめること等でしょう。この教会の働きのすべてが今日の聖書、マタイ28:16-20にまとめられています。いわゆるキリストによる大宣教命令と言われるこの聖句のポイントは、ここをよく原文で読むと、中心の動詞は「弟子にしなさい」という命令形で、あとの「行って、バプテスマを施し、教えなさい」ということばは「弟子にしなさい」を説明する形になっています。いわば、弟子作りのサイクルともいえるでしょう。私たち教会は、またキリスト者は、この弟子作りのサイクルに加わるよう招かれています。「行って、バプテスマを施し、教える」という繰り返しの弟子作りのサイクルに加わるのです。
このクリスマスの時は、出て行くのによいときです。チラシを3000枚作りました。もうかなり配付は進んでいます。このチラシを見てお出でになる人は1-2名かもしれません。でもこの地域の人たちに、教会は開かれているところなのです、誰が来ても良いところなのです、とお知らせしていく務めがわたしたちにあるのです。
主イエスは、わたしたちに人々をイエス様の弟子にし、バプテスマを授け、どのようにこの世で生きていけばよいかを教えなさい、と命じられました。同時にイエスさまは、世の終わりまで、いつも私たちと一緒にいてくださると宣言してくださっています。この主イエスの言葉に従ってこの喜ばしい待降節、アドベントの時を過ごしましょう。