2012年12月23日 塩山宗満
マタイによる福音書 2章1-12節 (新約 2ページ)
クリスマス、おめでとうございます。自民党の大勝という総選挙が終わり、まもなく新しい年を迎えようとしています。失われた20年といわれる不況と行き詰まりを感じている私たちに、耳あたりの良い経済政策や勇ましい外交政策を掲げた新しい内閣がまもなく生まれようとしています。このときに、私たちは主イエスを信じてこの世を生きていく者として、しっかり世の動きを見て、判断をし、行動しなければなりません。今年のクリスマスは特にそのことを思い知らされています。
ヘロデ大王に場所を教えてもらった東から来た学者たちはベツレヘムへ向かい、幼子のいる場所が分かり、その一家に会うことができたので、「喜びにあふれた」と記されています。クリスマスはこの救い主である幼子に出会い、喜びにあふれる時なのです。学者たちは幼子とその家族に会い、ひれ伏して拝み、贈り物をささげました。ひれ伏して拝むと言う言葉は礼拝するという意味のギリシア語で、マタイは特に「イエス様に真の礼拝をささげる」という重要な言葉として使っています。イエス様は生まれたときから全世界の人たちから礼拝をされる方だと言うことを象徴的に表しています。
東方の学者たちが主イエスの誕生を祝って贈り物をして礼拝をしてから2000年が経ちました。ここ茂原の町でもクリスマスの飾りがたくさんありますし、私たちの教会でもイエス様の誕生を祝っています。明日、24日はこの茂原の町の皆さんと一緒にクリスマスイブ燭火礼拝を守ることができると思うとうれしくなります。ご一緒に「喜びにあふれて」主イエスのご誕生をお祝いしましょう。