2013年6月16日 塩山宗満
ルカによる福音書 19章11-27節 (新約 146ページ)
イエス様は父なる神のもとに帰って、そしてまた私たちのところへ再びおいでになることになっているのですが、それまではイエス様に従う弟子たちが、与えられた1ムナ、言い換えるとそれぞれに与えられた賜物を用いて神の国のことを宣べ伝えていかなければなりません。イエス様を王にしてほしくないと言う人たちに囲まれているとしても、主の福音を伝えていくという責任を弟子たちは果たしていかなければならないのです
そのイエス様の言葉は今の私たちにも同じように語られています。私たちは聖書を読みながら、ああ、イエス様が今ここにおられたらなあ、と嘆くことがあります。病を癒し、難しい問題を解決してくださるのはイエス様だけなのです。でも、私たちにも聖書を通して、また聖霊の助けを戴きながら、イエス様のくださった福音を微力ではあるけれども伝えていく、と言う務めが与えられているのです。たとえ私たちが今、この日本という、宣教をするには難しい社会にいたとしても、イエスなどは知らないと言う人たちに囲まれているとしても、私たちが御言葉を宣べ伝え続けることを主は求められておられるのです。そしてその働きの結果は実りが多い、少ない、ということには関係なく、主に祝福されるのです。
私もこの1ムナ、主からお預かりしている福音を何とか伝えたいと願って、牧師としての働きを喜びを持って続けています。皆さんも1ムナを預けられている一人です。ご一緒にお一人お一人が預けられている福音を、何とか知恵を絞って、聖霊の助けを戴きながら伝えていこうではありませんか。