2013年7月28日 塩山宗満
使徒言行録 25章1-12節 (新約 263ページ)
神のご計画とは何でしょう。使徒パウロの心の内にローマへ行きたいという願いが生まれました。現実には様々な障害がありましたが、それを乗り越えていく道が思いもしない方法で備えられました。そして、パウロが持ったローマで宣教するという願いが実現しました。その一連のできごとは、後からこの使徒言行録を読む私たちにとって「神のご計画が実現した」という他に言いようがありません。
その「神のご計画」は、私たちにも備えられているのです。神が私たち一人ひとりに期待しておられることは何でしょう。それを見つけるのは簡単ではありません。パウロの生涯を見ても、神が願っておられることを見極めるのは難しいのです。自分の歩んでいく道をよく考え、祈ってさがし、それに向かって進んでいくことが求められます。その道にはいろいろな障害があって、思ったように進まないかもしれません。神が求めておられる道ではないのかもしれません。それを祈りながら、努力しながら進めていき、間違っていると知らされたら、方向を変えてまた務めていく、私たちの人生はそのような動きのくり返しなのです。それにはまず、しっかりイエス様を見上げて、イエス様に従って生きていくことです。そうすれば、その他のいろいろなことはきっと神が示して下さるでしょう。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。(使徒16:31)」という言葉の通りです。この言葉はこの会堂の入り口に彫りつけてあります。ご一緒に主イエスを信じて歩む人生を選び取っていきましょう。