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 Mobara Baptist Church

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「涙と共に種を蒔く人」

2013年10月13日 塩山宗満

 詩編 126編1-6節 (旧約 971ページ)

 「涙と共に種を蒔く人は 喜びの歌と共に刈り入れる6 種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は 束ねた穂を背負い 喜びの歌をうたいながら帰ってくる。(126:5-6)」
 パレスチナでは種まきは秋に行います。まだ、土地は熱く、焼けた砂地のようなときに種を蒔くのです。それから雨が降り始めるのを待って耕します。人手と、多少牛などの動物を使うぐらいでしょうか。秋の雨の後、冬が過ぎ種は芽を出し、春が来て成長し花が咲き、実を結びます。夏の初めは待ちに待った収穫のときです。収穫のときの喜びはなにものにも代えがたいものがあります。詩人は、主なる神に願います。イスラエルの国は、今このように涙と共に種を蒔いていて、苦しみのうちに国の回復の時を待っているのです。神の恵みが与えられているので、きっと束ねた穂を背負って、喜びの歌を歌いながら帰ってくる、そのようなときが約束されているのだ、と歌います。
 わたしたちも人生の歩みの中でこのような、涙を持って種を蒔くときがあるのではないでしょうか。それに対して、神は「喜びの歌を歌いながら帰ってくる」時を約束してくださいます。
 わたしたちの教会も同じように神様のみことばを伝えていくためにここ六ツ野に教会を建て、こうして礼拝のために集まっているのですが、わたしたちはここから種を蒔く働きに遣わされるのです。それは、自分の家庭へかもしれませんし、職場へかもしれません。または、学校もその一つでしょうし、地域の人々へも遣わされているでしょう。そして、収穫が約束されています。ご一緒に収穫の喜びの歌を歌いましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満