2013年12月1日 塩山宗満
ルカによる福音書 1章1-17節 (新約 99ページ)
このヨハネは30歳頃、彼は荒れ野でユダヤの人たちに悔い改めを宣べはじめました。ヨハネは人々に厳しく、「神に帰れ、悔い改めよ」と迫りました。ユダヤの人たちはヨハネの言葉に促されて、大勢荒野に出てきて、それぞれが罪を告白してヨハネから悔い改めのバプテスマを受けました。悔い改めは、まず罪を自覚することから始まります。罪と言っても、これは法律を犯したという事ではなく、神様との関係の問題です。この罪のありさまに苦しむときに、神様の愛を知ってそれを信じるとはじめて、真の悔い改めが起きるのです。悔い改めとは、方向転換のことで、それはただ心の中だけのことではなく、神様との関係全体の方向転換、人の生き方全体、目に見える行いについても変わっていく、そのような全人格的な変化のことを言うのです。
このバプテスマのヨハネの話は四つの福音書がみんな書いています。けれどもヨハネが生まれた時の話は、福音書の中でルカだけが記しています。なぜ、ルカはこれを書きたかったのでしょうか。それは、ヨハネの誕生も不可能であったところを神がご計画に従って、可能にしたことをみんなに知ってもらいたかったからなのです。
まだ主イエスを救い主と信じます、と言っておられない方がここにおられたらお勧めします。ヨハネをご計画によって生まれさせてそのつとめを果たさせたように、神はあなたにも使命を与えておられます。そのためにはぜひ、主イエスを救い主と信じてバプテスマを受け、キリスト者になり、神を信じるものとしての生涯を歩むことを決心してください。