2013年12月15日 塩山宗満
ルカによる福音書 1章39-45節
マリアとエリザベトの出会いで何が起きたのでしょう。それは約束が形になった、と言うことです。神はいろいろなご計画を人類に示してこられました。アブラハムに星を見せて、このように子孫を増やすと約束され、ヤコブに天に達する階段を見せて、いまあなたがいるその土地を与えると約束されました。モーセを召しだしてイスラエルの民を率いてカナンの地まで連れ出し、また預言者を通して、救い主、メシアを神が送ことを約束されました。
「人々が神に立ち返るよう」促すため、ザカリアとエリザベトに一人の男の子、ヨハネが与えられることが神から約束されました。そして、神は天使を通して、貧しい一人の若い女性、マリアへ「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。」と声をかけられました。その約束がエリザベトとマリアに形になって実現し、神のご計画が着々と進んでいることがここで明らかになったのです。
救い主が来ることをはっきり示したヨハネと、救い主となるイエス様がもうここで出会っているのです。「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。(1:44-45)」神の約束はこのように形になっていくのです。そして歴史の中で神はそれをしっかりと人類に示されました。神は私たちにも聖霊を通して様々な約束を示してくださいます。そして、またその約束が形になっていくのです。私たちもその神を、イエス・キリストを救い主と信じて、人生を歩んでいきましょう。