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 Mobara Baptist Church

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「心と考えとを守る」

2013年12月29日 藤本晴枝

 フィリピの信徒への手紙 4章6-7節

 今年最後の主日礼拝となりました。皆様にとって、今年はどのような年でしたでしょうか。また、迎える新しい年はどのような年になるでしょうか。感謝と、希望とともに、あれこれと心配だったこと、今も心配なことがある年の瀬ではないでしょうか。 フィリピの信徒への手紙4章には「思い煩ってはならない」と、はっきり書いてあります。
 わたしたちの思い煩いは、突き詰めていくと「何事も、自分の思い通りになってほしい」という思いから生まれてくることがわかります。この思いは、神様の御心よりも自分を上に置くものです。神様の思う通りではいやだ、不安だ、という気持ちがどこかにあるからです。
 それでは、その思い煩いをしないですむ方法はあるのでしょうか。「何事につけ、感謝をこめて、祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい」と聖書に書いてあります。そうすれば、思い煩いでいっぱいだった私の心と考えを神様の平和が守ってくださるという約束です。
 「祈り」と「願い」と訳されている言葉に、そのヒントがあります。「祈り」には、御心をたずねる姿勢が込められています。自分の都合でいっぱいだった心の中に、御心があらわされるゆとりをつくるのです。それは、自分の都合をねじ伏せて、ふたをして、神様の御心があらわされることを願うやせ我慢ではありません。生活の中で、いろいろな出来事の中に、神様の御心を見つけていく、示していただく、ワクワクした祈りです。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

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牧師 塩山宗満