2014年3月30日 塩山宗満
出エジプト記 15章1-21節 (旧約 117ページ)
出エジプト記には「民が苦しみ、その苦しみに対して、神が救いの手を差し延べるという約束があり、神がそれを実行してくださり、それに対して民が感謝と賛美をささげる」というパターンがあります。今日の15章「海の歌」ではその感謝と賛美が献げられています。
「主はわたしの力、わたしの歌、主はわたしの救いとなってくださった。この方こそわたしの神。わたしは彼をたたえる。わたしの父の神、わたしは彼をあがめる。(15:2)」確かに海の水がエジプト軍を覆ってしまい、イスラエルの民は救われたという出来事はあったのですが、この聖句から読み取れることは、そのことが「わたしの、神を信じる信仰」にしっかり結びついていることがわかります。
新約聖書の時代になって、使徒パウロは、この葦の海を通り抜けたできごとはバプテスマ・洗礼だと言っています。先週から、ある方のバプテスマ準備クラスを始めました。最初にお話ししたのは、バプテスマの意味です。私たちがイエス・キリストに出会って、信じるものとなった時に、神と人との前で信仰告白をして自分の信仰を明らかにします。それによって、教会はその人にバプテスマを施します。それによって、私たちはイエス様を救い主と信じる大きな、信じた人の群れに加えられます。私たちの国籍は天にあるのです。同時にわたしたちはこの地上で見える教会に籍を置きます。ここでは、茂原バプテスト教会が住民登録をする場所です。どうぞ、皆さん主イエスを救い主と信じて、バプテスマを受け、天の国にはいると同時に、この茂原バプテスト教会の会員となって「神の国」を味わってください。