2014年7月27日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 15章11-17節 (新約 199ページ)
「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。(中略)あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。(15:12、16a)」
わたしたちは、今日は日曜日だし、クリスチャンなのだから礼拝にいこう、と自分の意志で出かけてきました。ある人は「今日は疲れているけれども、みんなが待っているから」、とやっとの思いで出かけてきたのかもしれません。でももう一方でイエス様のほうからわたしたちを愛し、導き、選んでここへ招いてくださっている、とこの聖句は語っているのです。
互いに愛しあいなさい、とは具体的に何をすることなのでしょうか。ここでカギになる言葉はやはり、「わたしがあなたがたを愛したように」ということでしょう。イエス様が弟子たちを育んで、我慢をし、教え、そしてこのすぐ前には足を洗ってやりました。弟子たちはイエス様がしてくださったことを今度は自分たちがするように求められているのです。私たちは依然として罪人であり、弱いものですから、イエス様がされたことをそのとおりにすることなんかできないのです。でも、私たちは赦された罪人であることを思い起こしてください。わたしたちにできることは、礼拝に出て神の言葉を聞き続け、毎日の祈りを通してイエス様につながり続けることなのです。そうすれば、その先に何をしたらよいかは主が示してくださいます。この場にわたしたちを招いてくださった神に感謝しながら、互いに愛し合っていきましょう。そして、この神の言葉がもっともっと広がっていくよう祈り続けましょう。