2014年8月17日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 16章25-33節 (新約 201ページ)
「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。(16:33b)」苦しみは、どのようにして生まれるのでしょう。人間が神から逃げ出そうとするときに出てくることがあります。聖書はこれを罪といっています。そこから、自分がもがいて、自分で苦しみを作り出していることもあります。他の人が私たちに苦しみを持ってくることもあります。時には、神から試練として与えられるものもあります。そこで、わたしたちは「苦しみ会わせず、悪より救い出してください」と祈ります。それから、なんとも説明のしようがない、まったく不条理ということばでしか言い表せない理不尽な苦しみが出てくることがあります。
イエス様は苦しみのことを人々とともに苦しみをともにし、苦しんでいる病気の人に出会ってそれを癒し、そして自分でも考えられないような苦しみを耐え忍んでいかれました。私たち自身にも、周りの人にも、お一人お一人に苦しみ、悩みがあるでしょう。やり場のない怒りをもたざるを得ないかもしれません。主イエスはわたしたちに苦しみが襲ってくることはご存じでした。そして、勇気を出しなさい、と言ってくださいます。聖霊の助けを求めて最善の解決策が与えられるよう、最もよい知恵が与えられるよう祈って、道を探していきましょう。既に世に勝っていると言われるイエス様を信頼して、お互いに助け合いながら、ご一緒に歩みを進めていきましょう。皆さんお一人お一人が神に用いられていくために、そして茂原バプテスト教会が主に用いられていくために。