2014年8月24日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 17章1-11節 (新約 202ページ)
イエス様がこの世に来られた時に父なる神から与えられた使命は、地上に神のための群れ、教会の礎を据えて、そこに加わる人々を集める、というものでした。イエス様はそれをしっかりと行ったと宣言されます。そして、イエス様はご自分がこの世から去っていくにあたって、世に残る弟子たちに神からのお守りがありますようにと祈ります。父なる神とイエス様が一つであるように、弟子たちも一つとなるためなのです。イエス様は弟子たちがこの世から去るように、とは祈られませんでした。彼らはこの世に残って、神の教会を建て上げる使命を託されているのです。
このイエス様の祈りに支えられて、弟子たちは一つになって教会を建て上げ、ユダヤ地方だけでなく、全世界に福音を伝え歩きました。イエス様の十字架と復活の時から5-60年経って、この福音書が書かれたときまで、教会は成長してきたのです。そして、このイエス様の祈りはずっと続いて、教会がこの2000年間歩みを続けている仇にも、祈られていました。このイエス様の祈りに守られて、福音がこの日本にも届き、この茂原にも届いたのです。
この主イエスの祈りは今も私たちのうちに響きます。イエス様は私たちのためにも「聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。(17:11)」と祈ってくださっているのです。この祈りに守られながら、わたしたちはこの茂原バプテスト教会でみ言葉を聴き続け、み言葉を伝える働きに加えられていくのです。さあ、出かけましょう、み言葉を伝えるために。