2014年12月28日 塩山宗満
ルカによる福音書 2章40-52節 (新約 104ページ)
「イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。(2:52)」イエス様の少年時代は何も特別なことはない、普通の人間の子どもとして育っていかれました。イエス様にはヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダという兄弟がいて、姉妹たちもいたようです(マルコ6:3)。このうちのヤコブという人は、使徒言行録に「主の兄弟ヤコブ」という初代教会の指導者として出てきます。
少年イエスの様子を見ていくと、私たちの教会の若い人たちに思いが行きます。私たちはこうして礼拝でともに賛美をし、祈り、宣教を聞いています。イエス様に、ナザレの家族があったように私たちにも家族、家庭があります。イエス様に父なる神様がおられ、神殿やシナゴグに出かけていったように、私たちにもこの茂原バプテスト教会があります。イエス様を救い主として信じる、その一点だけでつながっているわたしたち、これが神の家族なのです。
教会はこの若い人たちが神様のみ心に従って育っていくように、祈り願っています。「神と人から愛された」という言葉は、よく原文をみると、神と人から恵みを戴いた、となっています。少年イエスのように、わたしたちの群れにつながる若い人たちが神と人から恵みを戴き、愛されるように祈ります。この若い人たちをみんなで支えていきましょう。
今日、ここに集まった皆さんの来年の歩みに神からの祝福があるよう心からお祈りをいたします。また、一人でも多くの人たちが神からの恵みを知って、主を信じるものとなり、この群れに加えられるようお祈りをいたします。ご一緒に主イエスのために働きましょう。