2015年11月29日 塩山宗満
エレミヤ書 42章18節-43章7節 (旧約 1256ページ)
エレミヤという預言者は時代の変化のまっただ中に身を置いて、神の言葉を聞き続け、変化の激しい現実の政治に対する意見をしてきました。その際に政治を動かしている人たちの意志とは反対のことを何度も語ってきました。神の御心を知って、その通りに語らざるを得なかったからです。重い現実を見ながら、神の支配する世界が来るようにエレミヤは祈り続けました。預言活動をしていく中で、エレミヤは誠実に時代の現実の問題と、それに自分自身と戦ってきました。苦しみに満ちた歩みの中で、彼は絶望することなく、召命を受けたときの神から命令と約束を憶えて語っていきました。
いま、世界に眼を広げるとたくさんの問題が目に付きます。パリでのテロ事件に関連してISとの対決のこと、シリアを中心とした地域のことなどを考えなければなりません。地球環境問題も待ったなしの状態ですし、原子力発電所をどうするかも大きな問題です。原子力発電はやはりやめる方向で進めていくしかないでしょう。それらのことに教会も何らかの発言をしていくことが求められています。日本バプテスト連盟はそれらのことに積極的に関わろうとしています。わたしたちもそのような眼を育てていきたいと願っています。
連盟の世界伝道の働きは、女性連合を中心とする全国各教会の祈りと献金によって支えられています。わたしたちの教会もこの働きに加わっていて、今年も同じように献金を献げたいと願っています。インドネシア、カンボジア、ルワンダ、シンガポールなどでの宣教の働きが進められるよう祈り、献げ物をしましょう。