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 Mobara Baptist Church

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「人から出てくるもの」

2016年8月7日 塩山宗満

 マルコによる福音書 7章14-23節  (新約 74ページ)

 「すべて外から人の体に入るものは、人を汚すことができないことが分からないのか。 それは人の心の中に入るのではなく、腹の中に入り、そして外に出される。(7:18-19)」この外、という言葉はもとの言葉では便所、トイレそのものを言っています。何を食べてよいとか悪いとか言った外面的なことは便所に落ちていくようなもので、どうでもよいことなのだ、と言っておられるのです。
 一方、イエス様は人から出てくるもの、特に口から出てくるもの、すなわち、言葉とか心の中から出てくる悪い思い、それが人をけがすのである、といわれます。イエス様は、「食べ物の規定だとか、手を洗う規定だとかはあくまで、外面的なものであって、人を汚したりはしない。人をけがすものは人の言葉や、心の中から出てくる悪い思いなのである。それをそのままにしておいて、形だけ整えようとすることは意味がない」と言われます。
 私たち人間の本来の姿は、このような問題を一杯抱えている存在なのです。絶望するしかないのでしょうか。ガラテヤの信徒への手紙5章では19節以下に今日の聖書と同じような罪のリストを書いた後、霊の結ぶ実はこのようなものだと記されています。「これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。 (ガラテヤ5:22-23)」私たちは、イエス様に従い、聖霊の導きによって生きていくなら、ここに書かれている御霊の実を実らせることができるのです。イエス様を信じて、御霊の実を戴きながら与えられた人生をご一緒に歩んでまいりましょう。


日本バプテスト連盟
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牧師 塩山宗満