2016年10月23日 塩山宗満
マルコによる福音書 10章46-52節 (新約 83ページ)
わたしたちの教会はいろいろ違いを持った人たちとも礼拝することをめざしてきました。いろいろな人たちを迎えるために最低限必要なことをそれぞれの教会で準備しておくことが求められるでしょう。たとえば会堂はバリアフリーの設計・建築にしておく、この点はわたしたちの教会は今のところ合格でしょうか。点字の聖書・賛美歌を備えておく、筆談できるホワイトボードを受付に置いておく、などと言ったことも求められます。憩いの場プロジェクトが形になったときには、点字の聖書も揃えましょう…、棚が一つ必要なのです。
その基本的なことを備えた上で、個性を持った教会になっていく、と言うのが一つの方向ではないでしょうか。外国の人たちと共に礼拝をすることもわたしたちの礼拝を豊かにしてくれています。視覚障害の人たちが居やすい教会を地域の中で作っていく、手話通訳がいる教会を地域に中で育てていく、発達障害の人もしっかり受け止められる教会を作り上げていく、などとそれぞれの地域や時代の要請に合わせた教会形成をめざしていくことができるでしょう。そしてそのようなことは誰かがやってくれるのではなく、その教会に関わる一人一人が声を挙げ、働きをしていくことが求められます。
それには、バルティマイのように、そのことに気がついた人が声を挙げて準備をしていかなければなりません。わたしたちの教会はどのような個性を持ったら良いでしょうか。そのようなことを考え、実践しながら神が求められる教会になっていきたいと願います。ご一緒にそのような教会を作り上げていこうではありませんか。