2016年12月4日 塩山宗満
マルコによる福音書 13章32-37節 (新約 90ページ)
私たちは21世紀の世の中に生きています。今の世の中は皆さんから見て住みよい世になっていますか。とてもとてもそうは思えません。生活は苦しいし、社会は明るい話題が少ない。学校を見てもいじめなどで苦しんで、自殺までする子供たちがいる。不正が横行している社会、障害を持った人たちが住みにくい社会、そんな社会なのです。
私たちは自分たちの生活のためにも働かなくてはならないし、仕事を見つけるのも大変ですが、その努力をしていかなければなりません。一方で私たちは世の不正と戦っていかなければなりません。イエス様がもう一度来られるのがいつかは分かりませんが、今やるべき事が一杯あります。そのような多忙な日々の中でも、目を覚まして冷静に、そして熱心に毎日を送りなさいとイエス様は勧めておられるのです。イエス様は、「気をつけて、目を覚ましていなさい。その時がいつなのか、あなたがたには分からないからである。(13:33)」といわれました。
イエス様を信じる私たちには、今この地上で命を与えられ、生かされていて、そして神の国の国籍が約束されているのですが、わたしたちは同時にこの茂原バプテスト教会に一種の住民登録をしています。待降節の歌、新生賛美歌149「来たれやインマヌエル」の5節は「くすしき恵みと栄光(さかえ)にみちたる アドナイの主来り統べ治めたまえ 喜べ、インマヌエル 主は来りたもう」と、主イエスが再び来られることを待ち望んで歌っています。今年のクリスマスを、一人でも多くの人たちと祝えるよう祈りつつ、神のために働きましょう。