2017年1月29日 塩山宗満
エフェソの信徒への手紙 2章11-22節 (新約 354ページ)
「実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、15 規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。(2:14-15a)」二つのものとは神についてあらかじめ知らされていたユダヤ人と、神との関わりが全くなく生きてきた異邦人のことを言っています。とても一つにはできそうもない二つの群れをイエス・キリストの仲立ちによって一つにされ、それもただ一つになったのではなく「一人の新しい人に作り上げられた」のです。
更にこの手紙の著者はエフェソやこの手紙の読者たちに、「あなたがたはイエス・キリストをかなめ石、使徒や預言者を土台とする家の構造体の一部になっていて、神の家族の一員なのです。」と語ります。これはいろいろな所にある一つ一つの教会のことを言っています。その教会が組み合わさって主における聖なる神殿、一つの大きな教会になるというのです。この一つの大きな教会は、天にあるキリストを信じるものたちの教会と言えるでしょう。この天にある教会は時代を超え、教派を超え、一つの群れとしてキリスト共にあります。わたしたちキリストを信じているものは皆、この天にある教会の一員です。わたしたちは、この地上では住民登録をここ茂原バプテスト教会に置いているのです。わたしたちはこの天にある大きな主の神殿を目指して、この地上での歩みを進めていくのです。「キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。(2:22)」ご一緒にこの歩みをともに歩んでいきましょう。