2017年4月16日 塩山宗満
マタイによる福音書 28章1-10節 (新約 59ページ)
主イエスのお墓にいた天使が告げた言葉を持って、二人の女性は弟子たちの所に走って行きました。その途中によみがえられた主イエスが立っておられ、「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。(28:10)」という言葉を残して去っていかれました。女性たちはどんなに嬉しかったでしょう。
ところで、ガリラヤとはどんなところでしょう。イエス様が育ったところ、ペトロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネなどの主な弟子たちが生まれ育ったところ、イエス様が福音を多くに人たちに説いたところ、病をいやし、悪霊を追い出したところ、3年半の宣教の働きの殆どを過ごした場所、すなわち、信仰の原点になるところです。その、働きの一番元になる場所に帰って、復活されたイエス様がお会いになる、というのです。
私たちも信仰に疑いや迷いや疲れが出てきたときは私たちが福音に出会ったときのことを思い出し、その信仰の原点に返っていくと良いでしょう。ああ、わたしはイエス様に出会った、と聖霊により示され、感動した時のことを思い起こしてみましょう。
私たちも、主イエス呼びかけに応えて、うれしくて、こうして礼拝に集まり、共に祈り、賛美歌を歌い、み言葉を聞きつづけています。今日は、その主イエスの復活を覚える復活祭、イースターの礼拝です。ご一緒にお祝いをしましょう。そして、イエス様が最後に語りかけられたように、わたしたちの回りにどんどん出かけていって、バプテスマを授け、イエス様の弟子になるように伝え続けましょう。