2017年7月23日 塩山宗満
マタイによる福音書 7章7-12節 (新約 11ページ)
「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」私たちは何を願っても、求めてもよいのですが、その祈りが神の国と神の義を求める祈りと伴うようにと願います。
聴かれない祈りもあるでしょう。でもその祈りは、祈る人の思いとは違う形で聴かれているのです。私たちの祈りは神に確実に届くのですが、神はその祈りを、ご自分の意思によって、答えてくださるのです。私たちの祈りはイエス様の約束の通りに、答えられるのですが、その答えは私たちの思っているよりはるかに恵み深い、広いものになっているのではないでしょうか。
求めなさい、探しなさい、たたきなさい、と言われている言葉はもとの言葉では求め続けなさい、探しつづけなさい、たたきつづけなさい、と繰り返し、継続して行うような訳ができる形でもあります。お願いして、聴かれなかったらああ駄目か、とおしまいにするのではなく、願いつづけるのです。
私たちは神にお願いしたいことがたくさんあり、求め、探し、門をたたきます。それは御心にかなう形・方法で答えられる、とイエス様は約束してくださいました。わたしたちの教会には課題もたくさんあります。その課題が解決されると信じて祈り、願い続けましょう。そして、その答えを戴いたなら、こんどは戴いたものを「自分にしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方のまわりの人たちにしなさい」と言われる主に倣って働き続けましょう。神が私たちを今日もこの礼拝に集めてくださり、み言葉を示してくださったことを感謝しつつ。