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 Mobara Baptist Church

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「大丈夫感覚」

2017年7月16日 松原宏樹(日本バプテスマ奈良キリスト教会牧師)

 ローマの信徒への手紙 8章28節

 現代の私たちが持つべき大切な感覚が「大丈夫感覚」だと思います。
 いろいろな問題を背負い、子どものこと、家庭のこと、経済のこと、健康のこと等の不安が私たちの心を押しつぶそうとするとき、「大丈夫、何とかなる」という大丈夫感覚を持つことができれば、冷静に物事を判断し最善の選択をすることができます。2500人を看取った淀川キリスト教病院の柏木哲夫医師は、「何とかなるわい」と理由のない楽観的な思いを持つことは、生きるうえで大切であると語られました。
 パウロはローマの信徒への手紙の中で、何があっても大丈夫、どんな時も大丈夫、なぜならばそれらは神のみ手の中で必ず益に変えられるからであると語りました。そして、この益という言葉は、私たちの価値観から見た益ではないのです。神の側から見た測りがたい益なのです。
 私の父は、10年前に拡張型心筋症という難病で一度心臓が停止しました。適切な処置で蘇生して、ペースメーカーを入れて生活し、今年の5月再びの心臓発作で病院に運ばれ、先生よりもうあきらめてください、99%助かりませんと言われました。しかし、兄弟姉妹の祈りと恵みにより再び生かされて、退院の診察の時「不思議だ、不思議だ」という主治医の言葉の中で、神様の御計画の測りがたい恵みを味わいました。
 私たちは、自分の計画自分の思いが閉ざされたとき、もうだめだと思ってしまいます。しかしそれらはすべて、神様の大丈夫が始まるスタートなのです。


日本バプテスト連盟
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牧師 塩山宗満