2017年7月9日 塩山宗満
マタイによる福音書 6章25-34節 (新約 10ページ)
「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。(6:33)」主イエスはわたしたちに神を第一として、神を拠り所として、神に向かって生きていきなさい、といっておられます。天地を造り、人を造りあなた方も造られた神を第一として、祈ることから始めなさい、空の鳥や野の花でさえ養い、飾ってくださるのだから、あなたがたは思い悩むことはないのだ、神を信じて、生きていきなさい、といっておられるのです。この言葉は少し前の主の祈りの言葉と同じです。「御名があがめられますように、御国が来ますように、御心が行われますように、天におけるように地の上にも。」この主の祈りに生きることを求められているのです。
私たちがこの世で生活していくとき、人生設計をします。そして問題にぶつかり、祈って解決していきます。今、教会としては、私たちは次の世代のために、何を目指して、どんな課題を持って歩んでいけばよいかを、祈りの内に見つけていきましょうと、話し合っています。憩いの場プロジェクトを進めていく中でそのことが見えてきました。また、進めるにつれて新しい悩みも出てきました。
私たちの周りの様々な問題、私たちが思い悩むことがらについても、思いめぐらし、考えることは必要なのです。そして悩むのではなく、「まず、神の国と神の義を求めて」神に祈って、きっと神が助けてくださると信じて、十分なよい方策を考えていきましょう。教会の歩みもそうですし、個人の歩みもどうぞ自分でしっかり方向を見つめて、工夫して見て下さい。祈りながら。