本文へスキップ

 Mobara Baptist Church

                     前週                                               次週

「罪を犯したことのないものが」

2018年9月16日 塩山宗満

ヨハネによる福音書 7章53-8章11節 (新約180ページ)

 旧約聖書の時代では、神の前に罪を犯してしまった時は、自分の身代わりに犠牲の動物を献げて赦してもらいました。新約の時代ではその動物の代わりにイエス様が十字架の上で死んでくださって、神の前に赦しを戴くことができるようになりました。そこで必要なのはイエス様を信じて従う、と言うことだけなのです。
 「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。(8:7b)」。「この女には確かに罪を犯した。彼女が律法に従って裁かれるならそれは正しいことである。しかし罪びとは彼女一人ではない。ここにはほかの罪を犯している人がいる。だから、罪を犯したことのない者がこの女性を裁きなさい、とイエス様は言われます。
 イエス様はこの女性を救いたいと願われました。一人の人が苦しんでいるときにそれを見過ごすことができません。ただ、イエス様は罪をそのままに放っておかれたのではありません。イエス様はこの女性に深い同情を示されます。どうすればこの人が再び本当の意味で生きていくことができるようになるか、そのことを考えておられます。そして罪のない生活に挑戦しなさいと第二の機会を備えてくださるのです。
 私たちは、毎日たくさんの人と出会って、暮らしています。そのたくさんの人たちとの関係を作り上げながら、あるときにはそれらの人たちを傷つけたり、傷つけられたりしながら生きています。そしてそのことから、赦す、赦されるという行いが出てきます。わたしたちもイエス様に赦されたものとして、それにふさわしい生き方ができるように祈って歩んでいきましょう。


日本バプテスト連盟
茂原バプテスト教会

〒297-0012
千葉県茂原市六ツ野3394-5

TEL/FAX 0475-22-8275

牧師 塩山宗満