2019年1月6日 塩山宗満
ガラテヤの信徒への手紙 1章1-10節 (新約 342ページ)
「キリストの恵みへ招いてくださった方から、あなたがたがこんなにも早く離れて、ほかの福音に乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています。(1:6)」 原文では、「あきれ果てています」という言葉が最初に来ていて、そのことを強調しています。「ほかの福音」は、ガラテヤの人たちがせっかく自分の前に開かれた神からの恵みの道を捨て去ってしまい、律法の道へと逆戻りすることを求めているのです。それは「人の行い」を救いのための必要な条件として組み込んで行こうとする道なのです。無条件に愛し憐れみをもってわたしたちを愛してくださる神を否定し、キリストの救いの御業をないものとして捨ててしまうことなのです。「人間はキリストによって罪を赦され、信仰のみに基づいて義とされる」と告げることが福音なのです。
わたしたちもこの福音をイエス様からの恵みとして受け取り、イエス様を救い主と信じてバプテスマを受け、この世ではこの教会を基地として歩むことを決心しました。わたしたちの教会はこの20年間、福音を宣教し続けました。牧師や指導者が替わっても、信徒の入れ替わりがあっても語られた福音は一つでした。27日にはそのことを確かめ、感謝をし、あらためてどのような歩みをこれからしていったらよいかを探すときになるでしょう。連盟宣教研究所長の朴恩郁先生がそのことについてよい示唆を与えてくださるでしょう。ぜひここにいる皆さんだけでなく、わたしたちの教会に関わりのある人はみんなで集まって、憩いの場の活用と合わせて、新しい歩み出しを祝い、計画に加わって参りましょう。