2019年7月28日 塩山宗満
ルカによる福音書 7章1-10節 (新約 114ページ)
「イエスはこれを聞いて感心し、従っていた群衆の方を振り向いて言われた。「言っておくが、イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。」使いに行った人たちが家に帰ってみると、その部下は元気になっていた。(7:9-10)」イエス様はこのまだ会ったこともない百人隊長の態度を大きな信仰だと捉えられたのです。なぜイエス様はこの人の言葉を大きな信仰だと言われるのでしょう。
それは、この百人隊長がイエスという人が願いを必ず聞き入れてくださると望み、信じていたので、イエス様は彼の信仰に感心されたのです。そしてこの僕は御心によって癒されました。私たちの祈り・願いの実現は、神のみ心によってなされます。私たちの思うままというより、神の意志によって成されていくのです。この百人隊長はイエス様とは顔を合わせて会ってはいません。ただイエス様の言葉が力を持っていると信じているのです。イエス様の言葉はあらゆる時、あらゆる場所にあって人々の心に届き、そこで力を持つのです。ですから、主のみ言葉が教会を造り、支え、活かし、そのみ言葉をこの世に届けて行く力が与えられるのです。
主イエスを信頼して、このお方により頼んで生きていく生き方をする人の信仰をイエス様は受け止めてくださいます。イエス様はこの後、苦しみの道を歩んでいかれ、十字架に架かり死んでいかれました。そのイエス様を父なる神はよみがえらせ、ご自分の右に座らせ、私たちがただイエス様を信じれば、み国に招いてくださることを教えてくださったのです。主イエスを信じつつ、与えられた命を生きてまいりましょう。