2020年5月17日 塩山宗満
コリントの信徒への手紙一 3章1-9節
「わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。(3:9)」植えるものも水を注ぐ者も神から与えられた働きの中身はそれぞれ違っているでしょうが、どちらも大切な働きであって、「神のために働く」という目的は一つです。
さて、今日の聖書からわたしたちが学ぶべき事はどんなことでしょう。わたしたちの教会は22年前に12名の新小岩教会から派遣された人たちによって、種が蒔かれ、苗が植えられました。2年ほど経って教会を組織し、5名の執事が選ばれ、教会の運営を担ってくださいました。それから本当に多くの、いろいろな人たちがこの教会に加わり、水をやり、肥料をやり、時には枝の剪定をしてこの教会に関わって下さいました。
わたしがこの教会に招かれてきてから、「誰もが集まれる教会」というテーマが与えられました。誰もが、というと近くに住んでおられるクリスチャンが来られました。障がいを持った人たちの事も考えていたら、ろうのご夫妻が教会にお出でになりました。外国籍の方たちが顔を出されるようになったので、英語でのプログラムを充実させていきました。
こんなに多くの人たちによって植えられ、互いに水を肥料をやり、工夫がされてきました。けれども成長させて下さったのは神ご自身です。神の畑である教会にこれからはどんな人たちが加えられていくのか、どきどきわくわくしています。コロナウィルスの感染症対策でこれからの教会のあり方を考えていかなければなりませんが、きっと主が最善の道を備えて下さると信じています。ご一緒に更にこの道を歩んで参りましょう。