2020年5月31日 塩山宗満
ヨハネによる福音書 16章4b-15節(新約 200ページ)
「しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。(16:13a)」神が示される奥義はこの時の弟子たちにはまだ理解できないものでした。けれども、真理の霊が、すなわち聖霊が来ると真理をことごとく悟らせると言われます。「その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。(16:13b)」とあるように、聖霊は主イエスの御心と、父なる神の御心をその源からくみ取って、弟子たちに与えるのです。父なる神が持っておられるもの、それは主イエスが持っておられるもので、それを受けて聖霊が弟子たちに、ひいては私たちに真理を教えてくれるのです。聖霊はまた、これから起こることも告げてくれます。ここに父なる神、子なるキリスト、そして御霊なる神の関係がよく示されているのではないでしょうか。
聖霊が与えられると不思議なことが起きます。「聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。(コリント一12:3b)」との聖句がそのことをよく言い表しています。
新型コロナウィルスの危険は一応遠のいたようですが、わたしたちは第二波に備えながら、聖霊の助けを求めて、神の言葉をこの町に伝え続けなければなりません。聖霊に生かされて「イエスは主である」と告白する人を探しましょう。具体的に何をするか、その働きの中身は一人一人違うでしょう。けれどもイエスを救い主と信じる者にはそれぞれにふさわしい使命が与えられているのです。その使命を戴いて、ご一緒に歩んで参りましょう。