2020年6月7日 塩山宗満
コリントの信徒への手紙一 6章12-20節(新約 306ページ)
「知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい。(6:19-20)」あなたたちの体は、神から頂いた聖霊で満たされているのです、あなたたちは自分自身の体に結ばれているのではなく、神に結ばれた体なのだとパウロは語ります。わたしたちの体は聖霊が宿ってくださる神殿だと知っているでしょうか。そしてそれにふさわしい生き方をしているでしょうか。
この時代、奴隷が売買されていましたから、「代価を払って買い取られた」と言うことの意味はコリント教会の人たちにとってはわかりやすい言葉だったでしょう。同じように、わたしたちもキリストによって代価を払って買い取られているのです。わたしたちはこの世で生きていく中で様々な問題に出会い、それにキリスト者としての対応を考えていかなければなりません。コリントの教会の人たちが直面して、パウロに尋ねたような問題をわたしたちもたくさん抱えています。パウロが語る自分の体で神の栄光を現すことがどうすればできるでしょう。それは上に挙げた6:19-20節の言葉を深くかみしめて生きていくことでしょう。
わたしたち一人一人がどうすれば「神の栄光」を表していけるか祈り、探し求めましょう。新型コロナウィルスの拡散を防ぐために、またわたしたちや周りの人たちの命を守るために社会の状況をしっかり見極めロナ対策を行いながら、自分の体で神の栄光を現して生活していきましょう。