2020年7月26日 塩山宗満
コリントの信徒への手紙一 12章12-27節(新約 316ページ)
賜物とは、神からの恵みの贈り物のことなので、それを数えていけば皆さんお一人お一人にもたくさんの賜物が与えられていることにお気づきになるのではないでしょうか。たくさんの賜物が一人の人にまとめて与えられているわけでもありません。すべての賜物が一つの御霊から出ていることを知り、自分に与えられている賜物に気づき受けいれることが求められています。
教会の活動には様々な働きが必要です。私たちの教会では皆さんがさまざまな働きに加わっていてくださいます。昨日の奉仕日にも皆さんがいろいろな働きをしてくださいました。お一人お一人それぞれの方法で貴重な存在感を示してくださっています。また、活動は出来ないと言う人がいてもいいのです。そこに共にいる、と言う大事な役をしておられるのです。共に神を礼拝するために集まって、一緒にいる、それも充分な働きをしてくださっているのです。また、なかなか礼拝には出席できないけれども、毎日教会の人たちのために祈っておられる方もおいでになるのです。
「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。(12:26)」各部分が互いに配慮し合い、共に苦しみ、共に喜ぶ、ここに教会のあるべき姿が描かれています。
さあ、私たちもキリストの体の一部分であることを確かめましょう。そして、この群れに招かれたお一人お一人を尊重し合い、共に苦しみ、共に喜び、そしてそのキリストの体の部分としての神から与えられた賜物を大事にして、主に仕え、教会の働きに関わっていきましょう。