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 Mobara Baptist Church

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「マラナ・タ」

2020年9月27日 塩山宗満

 コリントの信徒への手紙一 16章13-24節(新約 323ページ)

 「主を愛さない者は、神から見捨てられるがいい。マラナ・タ(主よ、来てください)。(16:22)」この前半の言葉は衝撃的ですが、教会を乱し、信仰を動揺させる者たちへの警告なのです。
 続いて「マラナ・タ」と述べます。この言葉は、アラム語で、意味は「主よ、来てください」です。初代教会の礼拝の中で用いられていた大切な言葉だったようです。そしてこの言葉は主イエスがもう一度来られることを祈っているのです。わたしたちも毎週、主の祈りの中の、御国が来ますように、と祈っていますが、それと同じ祈りです。
 最後に「主イエスの恵みが、あなたがたと共にあるように。わたしの愛が、キリスト・イエスにおいてあなたがた一同と共にあるように。(16:23-24)」と主の愛がコリント教会の人たちの所にあるようにと祈っています。同時に、色々困った問題があるにしもパウロ自身もコリント教会の人たちを心から愛していることを述べておきたかったのです。
 コリント教会に語られたこの言葉を読みながら、わたしたちの歩みも同時に考えてきました。15章の最後の言葉に従えば、「主の再臨の時の復活を信じて、足をしっかり地に着けて、そこに留まりなさい。復活の主に結ばれてすべての苦労は無駄ではなく、実を結ぶので、主の業に励みなさい。」と言うことです。具体的な働きの形はいろいろ工夫しなければならないかもしれませんが、これまでやってきたことを地道に続けていけば良いのではないかと思わされます。それも時々ではなく、「主の業に常に励みなさい。」とパウロが言うように、いつも主の業のことを覚えて働いていきたいと願います。


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牧師 塩山宗満