2020年10月18日 塩山宗満
コヘレトの言葉 4章1-12節(旧約 1038ページ)
「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。(4:9-10)」ここはこれまでのちょっと冷たい、皮肉っぽい表現から暖かみのある言葉に変わっています。流れから読み取れるのはチームワークのすばらしさでしょう。孤独はつらいものです。仕事を進める上でも仲間がいるとはかどります。一人が倒れても一人が助け起こしてくれます。人は支え合わなければ生きていけない存在なのです。
今日の聖書は出だしで、虐げられるものがいて、その人たちを慰めるものはない、というとても悲観的な言葉が語られていました。けれども後半では「一人よりも二人が良い。共に労苦すれば、その報いは良い」と希望を持たせる言葉が語られました。わたしたちは今年度の標語に「主に感謝して、地域に仕えよう。全てのことを愛の内に」を選びました。このことを実行していくためにも、今日の聖書の言葉が語られているのではないでしょうか。
わたしたちは礼拝や祈祷会を大切にしています。また、週日の集まり、談話室「ノア」、聖書を読む集い、三浦綾子読書会、いすみの森チャペル集会などで共に労苦する仲間に出会っています。そこには教会員ではない人たちも一緒に集まっています。それも大切にしていきましょう。そして、このコロナ禍の中でどのようにすれば神のことを周りの人たちに伝えていくことができるか考えています。クリスマスをどのように迎えましょうか。良い形でクリスマス・イブ礼拝を主が用いてくださるよう願って準備してまいりましょう。