2021年1月10日 塩山宗満
ルカによる福音書 12章22-34節(新約 132ページ)
「ただ、神の国を求めなさい。そうすれば、これらのものは加えて与えられる。(12:31)」主はここで、まず、神を第一として、神を拠り所として、神に向かって生きていきなさい、といっておられます。天地を造り、人を造りあなた方も造られた神を第一として、祈ることから始めなさい、といわれるのです。空の鳥や野原の花でさえ養い、飾ってくださるのだから、あなたがたは思い悩むことはないのだ、神を信じて、生きていきなさい、といっておられるのです。
私たちがこの世で生活していくとき、人生設計をします。そして問題にぶつかり、祈って解決していきます。今、教会としては、私たちは次の世代のために、何を目指して、どんな課題を持って歩んでいけばよいかを、祈りの内に見つけていきましょうと、話し合っています。
今年度はわたしたちの教会が外へ目を向けて、何かお手伝いできることがないか検討した結果、幾つかの施設と苦闘している教会のために少額ですが献金をします。私たちの周りの様々な問題、私たちが思い悩むことがらについても、思いめぐらし、考えることは必要なのです。そして「まず、神の国を求めて」神に祈って、きっと神が助けてくださると信じて、十分なよい方策を考えていきましょう。「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。(12:32)」とのイエス様の励ましの言葉はわたしたちに語られているように聞こえます。この言葉をしっかり身につけて歩んで参りましょう。教会の歩みも、お一人お一人の歩みもどうぞ自分でしっかり方向を見つめて、工夫して見て下さい。祈りながら。