2021年1月3日 塩山宗満
ルカによる福音書 12章1-12節(新約 131ページ)
「言っておくが、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、人の子も神の天使たちの前で、その人を自分の仲間であると言い表す。(12:8)」イエス様の仲間とは、イエス様を救い主だと信じている人のことです。一人の人が聖書のみ言葉に触れ、そのみ言葉に生かされるようになり、イエス様を信じて、それを神と人との前で信仰を告白し、バプテスマを受けてクリスチャンになる、そのように過程にはどんなことがあるのでしょうか。
まず、その人が聖書に触れ、聖書の言葉にゆり動かされることから始まるでしょう。悩みや苦しみがあって、その解決を求めて聖書を開くかもれません。ある人は教会を訪ねて来て、そこでみ言葉に出会うでしょう。神の言葉に出会うきっかけを作り出していくことがわたしたちに求められています。
聖書を読んでいくと、聖書のことばが頭から離れなくなってきます。そして、あるとき、不思議な導きによって、イエス様を自分の救い主だと信じることができるようになるのです。教会は自分たちの信仰を育てると同時に、いつもこのような広がりを持つように祈り、働くのです。
わたしたちは自分たちのことも祈り、困難に出会っている兄弟姉妹たちのことを祈り、また、神を信じるように導かれている人たちのことも祈ります。コロナ禍の中でこそ、神の言葉が、主イエスの救いが求められているのです。そのようなときにどのように話せば良いかわたしたちは迷いますが、「言うべきことは、聖霊がその時に教えてくださる。(12:12)」と記されています。大胆に、証し人として生きていきましょう。